21世紀枠候補の津島北高校との試合。両校ともエース登板のガチンコ勝負です。
1
回表、一宮高校の攻撃は先頭打者三浦君のレフト前ヒットを手堅く犠打で送り、3番後藤貴君がセンター前ヒットで1点を先取します。
1回裏 2死から四球と4番上田君のセンター前ヒットで1,2塁のピンチとなりますが、後続を断ち無失点で切り抜けます。
2回表、2死から四球で出塁の長谷川君を塁において、9番岩田亮君が左中間スタンドにライナーで入る本塁打を打ち、2点追加します。
2回裏 ヒットとバント内野安打で2死2,3塁のピンチになりますが、長谷川君踏ん張って1塁フライに打ち取り無失点に押えます。
3回表一宮三者凡退。
3回裏先頭打者2番宇佐美君に2塁打、3番伊佐地君にヒットを打たれ無死1,3塁の再度のピンチ。4番を一塁フライ、2塁ランナーを牽制で刺し、5番を3塁ゴロに打ち取り無失点で守り抜きます。
4回表、死球とエラーで2死1,3塁のチャンスを作りますが点に結びつけることができません。
4回裏、5回表両校とも三者凡退。
5回裏、内野安打と2つの四死球で1死満塁の大ピンチ。4番上田君のあたりは2塁ゴロとなり併殺を狙いますが、1塁悪送球で2,3塁ランナーがかえり、2点を返されます。
6回表の一宮は2死2,3塁のチャンスを作りますが1本が出ず無失点。
1点差で迎えた7回表。一宮は2死から3番後藤君が右中間を破る3塁打、4番西井君ライトにうまく運び1点。西井君盗塁後5番林君がセンター前に運んでさらに1点。とどめは6番溝口君の右中間を破る3塁打で林君がかえり1点。この回3番からの4連打で一挙3点を挙げます。
しかし、津島北も粘ります。その裏先頭打者を内野安打で出塁させると、送りバントを1塁に悪送球、その間にランナーがそれぞれ進塁し無死2,3塁のピンチを作ってしまいます。続く2番を三振、3番伊佐地君の内野ゴロの間に1点をかえされます。2死3塁で4番上田君にセンター前に打たれさらに1点。6番石川君にライト越えの2塁打を打たれ1,3塁のピンチが続きますが、後続をピッチャーゴロに打ち取り、この回2点で切り抜けます。
8回の攻防は両校無失点。
9回表、2死後5番林君がレフト横を抜く2塁打で出塁。6番溝口君が左中間を破る2塁打で林君かえり貴重な1点を追加します。
9回裏、津島北1番からの攻撃を4人で退け試合終了。
7−4で一宮高校が勝利を収めました。

津島北の評判の伊佐地君は中盤立ち直り、ランナーを背負っても決定打をうたれないピッチングはさすがだと思いました。
1点差まで追い上げられた時は、伊佐地君が立ち直ってきただけに嫌なムードになりかけましたが、7回の4連打は一宮のクリーンナップの意地というところでしょうか。
突き放しても、すぐに点をとってくる津島北の攻撃もさすがでした。