この日二つめの試合は小牧球場でともに一勝し、準決勝に駒をすすめた尾張対決です。

美和　０００　０００　００３　００　計３
一宮　２００　０００　１００　０１X 計４

（延長１１回サヨナラゲーム）

美：木村・河合ー佐治
一：小澤・後藤（貴）・長谷川ー西井

長打
三塁打：岩田（一）
二塁打：坪井（美）溝口・西井（一）

先制したのは一宮。
一回裏、一番三浦君が相手のエラーもあり出塁。
続く二番山中君がきっちり送って一死二塁。
三番後藤（貴）君も内野安打で続き、一死一三塁のチャンスを作ります。
ここで四番西井君が右中間を破るツーベースで二者生還し、一宮、初回に二点をあげます。

早く追いついておきたい美和。
二回表、二死から七番早川君が初ヒットを放ちますが、つなげることができません。

三回裏、一宮。
この回は打順よく一番三浦君から。
死球で出塁し、二番山中君きっちおくって一死二塁。
二死となり、打席には四番西井君。
フルカウントから、一球ファールし、次の投球。
ここでセカンドランナーが盗塁。
が、美和捕手、佐治君の好送球でタッチアウト。
チェンジとなります。

四回表、美和はこの回先頭の三番坪井君が四球で出塁し、すかさず盗塁。
二死となり、二死二塁で、六番佐治君がヒット。
セカンドランナーは果敢にホームを狙いましたがレフト岩田君の好返球でタッチアウト。
美和、この回も得点できず。

四回裏、一宮。
本来なら先ほど、盗塁死でスリーアウトになっているものの、その時打席にいた四番西井君は四球で出塁となっていたのですが、またも西井君が打席へ。
私の記録間違いか・・・そう思っていううちにサードゴロ。
打席には五番林君が入ります。
ここで、美和ベンチからアピール。
やはり打順誤りで、不正打者西井君のサードゴロは林君の記録となり、打席には六番溝口君が入り試合再開。
その溝口君がヒットで出塁しましたが、この回はランナーをすすめることはできませんでした。

六回表美和。
この回は打順よく一番宮岡君から。
一死となりますが、二番水谷君が強襲安打で出塁。
すかさず盗塁し、それが相手のエラーも誘って一死三塁と得点圏にランナーを進めます。
三番坪井君のライトフライで二死となりましたが、ここでサードランナースタート。
捕球した後藤君の好返球でホームタッチアウト。
美和、またしてもあと一歩まできているのに、スコアボードにはゼロが入ります。

七回裏、一宮。
この回先頭の六番溝口君がレフトオーバーの二塁打。
相手のエラーもあり、三塁へ進塁し、七番松下君のヒットで生還。
久しぶりに得点をあげる一宮。
これで一宮のリードは三点とひろがります。
なお無死一塁でしたが、ダブルプレーなどもあり、美和は最小失点で切り抜けます。

八回裏、一宮。
この回は打順よく一番三浦君から。
ヒットで出塁し、二番山中君がきっちり送って一死二塁。
三番後藤（貴）君、四番西井君が連続四球で一死満塁となりますが、美和は七回に続きダブルプレーでピンチを切り抜けます。

そして３点ビハインドでむかえた９回表。
美和もこの回は打順よく一番宮岡君から。
最後の攻撃、スタンドの応援にも熱が入っていました。
その宮岡君が相手のエラーで出塁し、すかさず盗塁、そしてバッテリーミスで、無死三塁。
二番水谷君のヒットで生還し、一点をかえしてなお無死一塁。
ここでもバッテリーミスがあり、無死二塁で三番坪井君がレフトオーバーの二塁打。
一挙セカンドランナーが還ってこの回二点目。
一点差に詰め寄ってなお無死二塁。
ここで一宮は小澤君から後藤君へ継投。
打席には四番橋本君。
橋本君が四球を選んで無死一二塁。
五番中嶋君の犠牲バントが犠打エラーとなり、無死満塁となります。
ここで一宮はエースナンバーを付けた長谷川君がマウンドにあがります。
六番佐治君の内野ゴロでホームフォースアウトで、一死満塁。
七番早川君の内野安打でサードランナーが生還して、ついに同点。
なお一死満塁でしたが、ここは長谷川君が踏ん張り、チェンジ。
しかし、美和は土壇場で打者一巡の猛攻で同点に追いつきます。

九回裏、一宮はこの回先頭の六番溝口君がこの日の三安打目を放ち、七番松下君がきっちり送って一死二塁。
八番長谷川君のライトフライが内野にかえされる間に、ランナーは進塁し二死三塁。
が、ここは途中からマウンドにあがった美和河合君が抑え、延長戦へもつれ込みます。

１０回表、美和は一番宮岡君が四球で出塁。
二番水谷君がきっちり送って、一死二塁。
ここで宮岡君が盗塁し、一死三塁としますが、一宮長谷川君が抑え、１０回裏へ。

１０回裏、一宮はこの回先頭の一番三浦君が内野安打で出塁。
二番山中君がこの日四つ目の犠打を決めて一死二塁。
三番後藤（貴）君が四球で一死一二塁。
四番西井君の内野ゴロでセカンドランナーは進塁し、ファーストランナーが入れ替わり、二死一三塁。
五番林君が四球で二死満塁としますが、こちらも美和河合君が抑え、１１回表へ。

１１回表、美和は一死から六番佐治君がヒットで出塁しますがダブルプレーとなりこの回もランナーをだすもののなかなかすすめられません。

１２回裏、一宮は一死から、八番長谷川君が四球で出塁。
九番岩田君が、初球をライトの頭上を破る三塁打。
これでファーストランナーが還って一宮がサヨナラ勝ちをおさめました。

第一試合で決勝進出を決めた大府の相手はこれで接戦を制して勝ち上がった、一宮となりました。
大府は誠信、愛知啓成。
一宮も津島北、美和と強豪を破って勝ち進んできているので、好ゲームが期待できそうです。

美和も、３点リードされて迎えた九回表の集中力は素晴らしく、前日の試合、愛知啓成と対戦した東海南を思い出しました。
守備でもところどこでいい守りをみせていたので、今回は競り負けてしまいましたが力のあるチームだと思うので公式戦はこれで終わりですが、春に向けて頑張って下さい。